 |
・ペンタックス・smc PENTAX フォトルーペ５．５ｘ このルーペもまた大きなルーペです。大きなルーペというよりも巨大という表現の方が正しいかもしれません。 そして、今回比較した５〜６ｘクラスのルーペの中では最廉価のルーペですね。でも、根強いファンが多いようで、ネットで調べてもなかなかの評判です。 さて、その見え方は・・・。 |
 |
左の画像を見ていただいたら何がいいたいかおわかりになると思います。そうです、歪曲収差が激しいんです。他のルーペと同じようにのぞくと、極端な糸巻き型収差に驚いてしまいます。 ところがこのルーペ、ある程度目を離しても視野が欠けないので、目を離してのぞいても大丈夫なんですね。というわけで少しずつ目を離していくとだんだん糸巻き型がなくなって、35mmが全体が見えなくなるくらいのポイントで歪曲収差が無くなるんです。そしてそのあとはタル型に変わりますが、そのころには画面全体は見えなくなっています。 これは収差がちゃんと補正されていないからなんでしょうが、眼鏡をかけてのぞく人にはちょうどいいのかもしれません。 |
 |
ルーペの下の部分がクリアなプラスチックなので、左の画像のように内面反射はありますが、フジの５．５ｘと同様に、普通にのぞいている分にはこの部分は見えないので気になりません。 まとめとしては、歪曲収差以外は非常に優秀なルーペだと思います。ペンタのカメラレンズに冠している「ｓｍｃ ＰＥＮＴＡＸ」を名乗るだけあって、非常にクリアで解像感も高く、色収差も全くと言っていいほど感じない高性能です。 歪曲収差さえ何とかなればお奨め度◎なんだけど・・・。 でも、眼鏡を使っている人には◎かも。 |