　日本の携帯電話はガラパゴス携帯といわれて、他の国の携帯と違って、時にはデジカメやビデオに変身したり、はたまた財布に変身するなど日本独特の進化を果たしているそうです。
　で、このデジカメ機能なんですが、最近では1200万画素など、普通のデジカメ並の画素を平気で搭載してきています。
　でも、「なんだかんだ言ってもただの携帯じゃん。」と言いたいところなんですが、本当にそれだけの画素を活かしているのかどうか、今年２月に出た携帯・SoftBank　942sh（800万画素）で撮った画像を載せてみました。
　画像は、このHPの他のデジカメ画像と同様に、photoshop CS4でレベル補正をしてごく軽いアンシャープマスク(50%、0.5pixel）をかけています。

全画像　SoftBank　942sh（携帯電話・800万画素）

	・春の桜を撮りに行ったときに、ついでに携帯で撮ったものです。　この画像を見るだけでは、携帯って感じがしないですよね。	原寸大 2448×3264 ( KB)
	・ちょっとした湿地でネジバナを発見。　露出はそこそこ合うとはいうものの、補正は必要でしょう。そして露出以上に難しいのはピント合わせですね。	原寸大 2448×3264 (731KB)
	・こちらは上のネジバナと同じところで撮ったハッチョウトンボです。大きさが1.5cmくらいしかないことを考えると、そこそこの接写撮影です。　AFは期待できないので、こういう場合はMFで撮影した方が確実です。　このトンボのしっぽのように、こういうベタッとしたものを撮るのは苦手ですね。	原寸大 2448×3264 (595KB)
	・こちらはベニシジミ。ネジバナのピンクやハッチョウトンボの赤のようにベタッとしていないので、何とか階調は出ています。　この携帯では、撮る色を考えて撮る必要がありそうです。	原寸大 2448×3264 (694KB)
	・思った以上に逆光にも強かったりします。	原寸大 3264×2448 (1,285KB)
	・こちらもかなりがんばっています。おまけに山の木のかなり細かい部分まで解像しています。	原寸大 2448×3264 789KB)
	・解像感というと、この寺門の屋根瓦なんかほんとによく出ていると思います。青空部分のベタッとした部分はノイズが乗って苦手ですが、これだけ撮れていれば十分でしょう。	原寸大 3264×2448 (933KB)
	・コントラストのきつい状況ですが、発色もそんなに悪くありません。ハンターのともちんもちゃんと撮れました。	原寸大 3264×2448 (864KB)
	・これは高島市今津町の箱館山ユリ園で撮ったものですが、周辺の光量不足もわずかで、それでいて四隅の像が流れることなく解像していて、下手なコンパクトデジカメよりも、こっちの方がいいんじゃないかなって思ってしまうくらいです。	原寸大 3264×2448 (1,467KB)
	・焦点距離が短いので、ほとんどパンフォーカスになっています。四隅部分は原寸大を是非とも見ていただきたいですね。	原寸大 3264×2448 (1,544KB)

　まとめです。
　携帯のデジカメ機能なんて単なるおまけで、携帯の機種カタログの作例なんかあてにならないと思っていましたが、この携帯のデジカメ機能は下手なコンパクトデジカメよりも上を行っていると確信しました。
　おかげで、最近のお散歩写真は携帯画像ばかりになってきています。いかんなぁ・・・。